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日本海軍士官総覧

Photo_2  「日本海軍士官総覧」

戸高一成監修

柏書房

2003年発行

定価:\33,600

◆明治初年から昭和17年4月1日までに任官した19300人の海軍士官を出身科、期別に収録した、信頼度の最も高い海軍士官名簿。

◆昭和期に三回発行された『海軍義済会員名簿』のうち、最終版の昭和17年版は国内に二冊と確認されていない幻の資料である。爵位、最終階級、位勲功、家族・遺族、住所、記事(死没年次・享年・死因・免官年次など)、本籍地(都道府県)などの情報がわかる。

◆人名の配列は海軍兵学校卒業時のハンモックナンバー順であり、人物相互の力関係などを窺い知ることができる

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といった本です。海軍関係では一番詳しいといわれている名簿です。海軍義済会員名簿は昭和8年、昭和11年、昭和17年と3回発行されています。義済会は正規たる海軍士官の共済会です。この会は明治初年度から海軍に在籍された正規士官全員を基本的には網羅しています。ただし予備士官から転官した方は含みますが、特務士官から任官された特選中尉・特選少佐は含まれていません。他には数人の黎明期の士官が抜けていることと、一時期武官となっていた秘書科が記載されていないことです。

この名簿の特徴は死没された方もすべて記載されていることで、後期のものほど資料価値が高いといったことがいえます。さらに出身地の県名が載っていることが特徴です。ハンモックナンバー順なので、卒業成績もわかってしまいます。

名簿の3回の発行のうち、昭和11年度版は比較的見かけることが多く、状態にもよりますが、古本屋でも3万円程度で手に入ることもあります。昭和8年度は見かけることは少ないですが、前述のように追加方式の名簿なので、当時の現住所を調べたいということでなければあまり資料としては価値は高くはなさそうです。

昭和17年度版は防諜のため、発行数が限られており、配布先も統制されています。そのため現存数はきわめて少なくなっています。(ただこの本では国内には2冊とは確認されていないとありますが、僕自身も別のものをもっており、複数残存しています。ただどれくらいかはわかりません)この本がどこのものを複写したものかは書いてないのでわかりません。


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コメント

航空母艦瑞鳳の瑞鳳会という会があったそうで、会報なども発行していたようなんですが、何かご存知ありませんか?
また、ホームページを見させていただきますので、ご存知であれば教えていただきたいと思います。

投稿: ぴろみ | 2010年11月20日 (土) 23時14分

返信が遅くなり申し訳ありません、瑞鳳会は確かにあるようで、以前にオークションで、瑞鳳会の会の写真集(おそらく集まった時の会の記念写真の類かと思います)もでていたことがありました。もちろん会報もでていたと思われますが、昭和館・国会図書館などにもおさめられていません。古本でもでていませんので、今のところみられるところはわかりません。もしかしたら防衛研究所図書閲覧室にはあるかもしれませんので、一度問い合わせされてみてはどうでしょうか?

投稿: たく | 2010年12月 4日 (土) 21時26分

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