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ポツダム進級

ポツダム進級というのはご存じの方も多いと思いますが、これは日本が昭和20年8月15日にポツダム宣言を受諾して敗戦して後に最後の定期進級が行われたものを指します。当時軍にいた方でも自分がポツダム進級をしたのかどうかなど、よくわからない人も結構いるようで、昭和十三年度入団者によってまとめられた十三年桜という本をみると、戦後しらべてはじめて事情をしったということもかかれており、当時はそれほどアナウンスがされなかったのかもしれません。そのためか自衛隊発足時も、自分がポツダム進級したと勘違いされている方が多くで結構困ったとの話もきいたことがあります。

ポツダム進級は進級年限が短縮され、選抜もなく、年限だけで自動的にきめられたため、進級したものが多く、そのような混乱が起きたものと思われます。

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特務士官の任用進級(特選少佐を含む)有資格者は9月5日附任用進級セシメラ
レタルモノトシテ処理スベシ
准士官への進級有資格者は所轄長に於いて不適格當と認むるものの外9月1日附
進級セシム。
任用の進級停年左の通(停年計算期日を8月31日とす)
イ:特選少佐へ      2年10月
ロ:特務士官たる大尉      9月
            中尉          6月
           少尉     10月
          准士官 1年  4月
ハ上等下士官、一等下士官及び二等下士官へ  各3月
ニ兵長。上等兵及一等兵ヘ  全員

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というような内規があります。(ちなみに防衛研究所の図書室でそういう資料がないかときいたところそういう資料は残ってなく、調べようがありませんとあっさりいわれました・・・この内規、当の防研の図書室の資料で確認したんですけどね・・・・・・どの資料に含まれているかわからないならわからないと正直に返事すればいいだけなのにといつも感じるのですが・・・・)

ちなみにポツダム進級の公報は各部隊にはどのようにつたわったのでしょうか?そこはよくわかりません。辞令公報などには一切記載されていません。公文書では士官の一部の文書はみつけましたが、全部はそろってません。横須賀鎮守府の召集となっている方と、呉鎮守府の全員分です。誰が進級したかはほぼ完全に補完できているのでデーターベースとしては問題ないでしょうが、どなたかちゃんとした公報らしきものをご存じないでしょうか・・・?

ちなみに予備士官も内規がありました。


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