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海軍辞令公報

  海軍辞令公報 (写真は公開の手続きをしないと無理と思われるので掲載はしていません)

海軍の人事の基礎的資料となるものです。正規士官と予備士官の人事および高等武官の人事はこれにたいていのものは記載されています。甲についてはほぼ全号防衛研究所に収録されていますが、1522號の1763-1764ページと、数号あとから挿入された1089號が所蔵されていません。(元の1089號は1090號に改号となり、順次繰り下がりになっているはずですが、残念ながら挿入になった方がないのです)乙は海軍技手・予備学生など、士官などまでいってない方々の辞令が搭載されるもので昭和19年に辞令公報甲からわかれました。これについては半分程度しか見られないです。

辞令公報は昭和12年7月12日の海軍公報の一部が辞令公報に改名されて以後連番で発行されつづけ、海軍消滅の昭和20年11月30日の1995號で終了となっています。それ以後は第二復員省辞令公報ー復員庁第二復員局辞令公報とひきつづき発行され、昭和22年中に復員局公報の中に吸収され、辞令の搭載は昭和22年いっぱいで終了となりました。

戦後の部分もほぼ収蔵されていますが、昭和21年6月ー11月の復員局時代の部分はごく一部以外は残念ながらありません。復員局の後身である厚労省援護局に問い合わせしたところ保管されているとのことでした。ただ人事資料として保存しているだけだから見せられないという意味がわからない理由で閲覧不可とされてしまいました・・・戦後の官庁がれっきとした公文書として部内用とはいえ、公示用に発行された公報ののはずですけどね・・・正式の手順で不服申し立てとかすればいいのかもしれないですけど、今のところそこまでするつもりはないので、ここは補完できないかもです。

辞令公報の内容については戦争後半ほど間違いが増え、順番も徐々にばらばらと整頓されてこなくなり、脱落した辞令も目立つようになります。またミッドウェーの直後など、意図的に脱落させた辞令なども散見されます。またポツダム進級も収録されていません。逆に戦死昇任の辞令なども重複しているところが見られます。後半ほど、こんなに戦死していたのかとおもうほど進級の数と遅れが目立ち、処理が追いつかないほど人が死んでいくのも実感させられてしまいます。


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