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広島の海軍士官

 広島は宇品など陸軍の町ですが、東に海軍の軍港の町呉をかかえて、双方ともに軍事に深く関係した県です。呉はご存じの通り大和を製造した呉海軍工廠もありますが、なにより鎮守府が早くからおかれていましたので、特務士官など転籍により広島本籍となっている方も多くみられます。そのため海軍士官も3000名近く判明しています。海軍将官も当然多く105名もいます。

 大将は4人。条約派としてしらえ、ロンドン軍縮会議を成功させ、首相もつとめた加藤友三郎元帥、艦隊派の巣窟の軍令部で軍令部長として伏見宮元帥などの対米強硬派に反対したが、そのために軍令部長をおわれた谷口尚真大将、条約派で大臣候補でもあり、センピル大佐招聘を通して航空戦力充実につとめたものの、2.26事件の陸軍粛正人事にあわせて粛正された小林躋造大将、養父とは異なりロンドン条約に反対したり巨艦製造を実現させたり艦隊派の主流を歩んだ加藤隆義大将です。兵科だけで中将も25人もいます。海軍草創の功労者安保清康中将、旅順閉塞戦の勇士正木義太中将、佐世保鎮守府長官谷本馬太郎中将、最後まで生存した将官で、船団護衛・潜水艦戦などの研究をしたが、日の目をみなかった新見政一中将、ご存じ第一次ソロモン海戦の第八艦隊司令長官の三川軍一中将、水雷戦隊司令官高間完中将、第一次ソロモン海戦の鳥海艦長早川幹夫中将、ブナで戦死した横鎮第五陸戦隊司令安田義達中将、造船の神様平賀譲技術中将などである。少将はもとろん更に多く、日本海軍初の飛行に成功した金子養三少将、日進最後の艦長伊藤尉太郎少将、山本長官お気に入りで変わり種のGF作戦参謀黒島亀人少将、真珠湾での特殊潜航艇指揮官佐々木半九少将、最後の鳥海艦長田中穣少将、第三次ソロモン海戦で有名になった夕立艦長吉川潔少将、陸奥機関長で戦史した吉村亀釋少将などである。

 大佐以下では名戦闘機乗りで、南雲艦隊航空参謀・343空司令などで知られる源田實大佐、航空隊司令八木勝利中佐、705空飛行長の三原元一中佐、艦爆の神様江草隆繁大佐などでしょうか?他は多すぎて検索しきれません・・・特選任用も131名も判明しています。中佐は5人だけです。特攻も91名もいます。首席は8名いて、海兵48期高橋繁次郎、50期中野實大佐、66期坂井知行少佐、海機2期風間篤次郎少将、主計学舎1期末森鹿之助主計大監、海経18期堀主計中佐、20期蘆田主計中佐、33期槇原主計大尉です。ついでに操練7期寺元宰治郎少佐、海機選修6期宮森新吾機関特務中尉です。


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